「ローンチ」の意味とは?ビジネスでの使い方と例文・関連語も紹介

「ローンチ」は事業を立ち上げたり、新しい商品やサービスなどを売り出す時に使われるカタカナ語です。社会人になるとよく見聞きする言葉ですが、正しい意味や使い方を把握していますか?ここでは「ローンチ」の意味のほか、使い方や例文、また「ローンチ」の付く熟語についてわかりやすく紹介します

「ローンチ」の意味とは?

ローンチとは「何かを始めること」を意味する

「ローンチ」とは「何かを始めること」を意味します。新規で事業やプロジェクトを開始したり、新しい試みで何かを始めることを「ローンチ」という言葉で表します。

また「ローンチ」には、「立ち上げる」「参入する」「着手する」という意味も持ち合わせています。たとえば、新しい店舗を立ち上げたり、新しい開発に参入する時などにも使われます。

ローンチには「商品やサービスを売り出す」という意味も

「ローンチ」には「商品やサービスなどを売り出す」という意味もあります。市場に新しい商品や楽曲を紹介したり、新しいサービスを売り出すことを「ローンチ」という言葉で表します。

たとえば、メーカーが新しいゲームを発売したり、ホテルが独自のツアー企画を売り出したりと、ビジネスシーンで何かを売り出すことを「ローンチ」と呼んでいます。

「ローンチ」の語源は英語の「launch」

「ローンチ」の語源は英語の「launch」です。「launch」は、「始める」「着手する」「参入する」などの意味の他、「船を進水させる」「ロケットを打ち上げる」「ミサイルを発射する」という意味も持ち合わせています。

「launch」には複数の意味がありますが、「何かを始める」という意味を基本に語意が広がった単語です。

「ローンチ」を「ラウンチ」と呼ぶことも

前述に続きますが「ローンチ」は英語の「launch」を語源に持つカタカナ語で、英語での発音は「ローンチ」となります。

しかし、ローマ字読みをすると「ラウンチ」となるため、場合によっては「ラウンチ」と表記したり、また発音することがあります。つまり、これら二つのカタカナ語は同じ意味を持ち、同じニュアンスで使われます。

「ローンチ」の使い方と例文

「ローンチ」は主にビジネスシーンで使われる

「ローンチ」は「立ち上げる」「参入する」、また「商品を売り出す」という意味があるため、ビジネスシーンを中心に好んで用いられます。たとえば「ローンチ」は「新商品をローンチする」「新事業をローンチする」というように使われます。

つまり「ローンチ」は基本的に「何かを始める」という意味がありますが、対象はビジネスや事業などのプロジェクト関係となります。加えて、IT業界を中心に、新規でアプリやウェブサービスを始める時に好んで使われます。

逆に「ローンチ」は「習い事を始める」「ダイエットを始める」といった、趣味や習慣などの個人的なものごとに対しては使われません。主にグループや組織が何かを企画して着手することに対して使うのが適切となります。この点にだけ気を付けて正しく使うようにしましょう。

「ローンチ」と「リリース」の違いを理解する

「ローンチ」に似た言葉に「リリース」があります。どちらとも「新商品やサービスを公開する、また開始する」という意味で使われますが、ニュアンスが多少異なるため、使い分けが必要です。

「ローンチ」は、IT業界で高度な技術を駆使して作られたアプリやウェブサービスに対して使われます。たとえば、新しいプログラムを使ったウェブコンテンツや、日本初のアプリなどを発表する際は、「リリース」ではなく「ローンチ」を多く使います。

一方、「リリース」は一般的に幅広く商品やサービスが発表される時に使われます。たとえば、アーティストが新しいアルバムを発表したり、ファッションブランドが次期シーズンのデザインをプレス発表したりする際に使われます。

「ローンチ」を使った例文

  • 我が社は来月、新しい会計ソフトをローンチする予定だ。
  • 新商品をローンチする前に、マーケティングをしっかり行う必要がある。
  • プロジェクトのローンチで大切なのは、予算の確保と優秀なスタッフを集めることだ。

「ローンチ」の関連表現と意味

「ローンチカスタマー」は航空機の発注を後ろ盾する航空会社

「ローンチカスタマー(launch customer)」とは、航空機の発注で後ろ盾となる「航空会社」を指しますローンチカスタマーは、旅客機や貨物機などの航空機メーカーに十分な発注を行ったり、技術開発や製造などをしながら後押します。

航空機を新規で開発するには莫大な費用と時間がかかります。そのネガティブな部分をサポートしながら、メーカーが新規航空機製造へ踏み出せるように後ろ盾するのがローンチカスタマーです。つまり航空機の発注を受ける「メーカー」が、顧客である旅客機や貨物機を保有する「航空会社」をさして呼ぶ名称です。

ローンチカスタマーは航空機の設計に携わることができたり、世界初の新型航空機の第一号を率先して納めてもらったりと、魅力的な特権が与えられるのが特徴です。航空会社はメーカー側にコストやリスク面のサポートをしながら、共同プロジェクトとして開発・製造を行っていきます。

「ローンチタイトル」は新ゲーム機と同時に発売するゲームソフト

「ローンチタイトル(launch title)」とはゲーム業界で使われる専門用語で、新規で開発・製造されるゲーム機本体とあわせて、一緒に発売されるゲームソフトを指します。

「ローンチタイトル」は消費者が実際に遊ぶゲームのソフトの名称であるため、ゲーム機本体と並んで注目を浴びるのが通常です。そのため、「ローンチタイトル」は、ユーザーが興味を示す傾向が高いもの、また関心度の高いものを選ぶことが求められます。

また「ローンチタイトル」は、別名で「同時タイトル」と呼ばれることもあります。

「ローンチコントロール」は自動制御技術の一つ

「ローンチコントロール(launch control)」とは自動制御技術の一つで、停止している自動車をいち早くスムーズに発進させるシステムを意味します。

「ローンチコントロール」は、自動車のエンジンの回転数をコントロールし、タイヤの空転を妨げる技術のことを指します。つまり、自動車の発進や加速時におけるホイールスピンを防ぐトラクションコントロールシステム(traction control system=略してTCS)の一種です。

車が停止している状態から加速させる際、エンジン操作を乱暴に扱うと、クラッチやギアボックスなどが破損してしまう可能性があります。それを防ぐ装置、そしてスタート加速に特化したシステムが「ローンチコントロール」です。また「ローンチコントロール」は、それぞれの頭文字を取って「LC」と略して呼ぶこともあります。

「ローンチパーティ」は新商品発売を記念するイベント

「ローンチパーティ(launch party)」とは、企業やメーカーが新商品を発売する際に行われるイベントのことを指します。「ローンチパーティ」は新規で事業を立ち上げたり、新規で開発に着手する時に、新しい出発を祝う意図で開催されるパーティのことです。

その他、「ローンチパーティ」は新しい書籍全般の出版や、新しいサービスや活動、キャンペーンなどに対しても使われます。また、新しい政党や組合などの立ち上げを祝す際に、メンバーや関係者を迎えて行うこともあります。

「プロダクトローンチ」とはマーケティングベースの販売手法

「プロダクトローンチ(product launch)」とは、マーケティング用語の一つで莫大な売り上げを築くための販売手法を指します。「プロダクトローンチ」は新しい商品を販売する前に、購入見込み客に定期的な情報を与えて購買意欲を高めることで、商品やサービスの猛烈な売り上げを仕掛けるのが目的です。

商品やサービスの発売日とあわせて、それらの特徴や価格、メリットなどを伝えることで、発売と同時に一気に爆発的な売り上げが期待できるのが特徴となります。

まとめ

「ローンチ」は英語の「launch」を語源に持つカタカナ語で、「何かを始める」また「商品やサービスを売り出す」という意味があります。主に事業やプロジェクトを開始したり、新規で商品やサービスを売り出す際に使われるため、ビジネス・マーケティング用語の一つとして認識しておくべきでしょう。「ローンチカスタマー」は航空業界で「ローンチタイトル」はゲーム業界、「ローンチコントロール」は自動車業界で使われます。

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snowymt11
都内私立大卒(経済学部)、旅行会社、中堅商社を経て、豪州に移住。母親に小さい頃から「ことわざ」「言い伝え」「四字熟語」を毎日聞かされていた経緯あり。読んでいて疲れない記事書きがモットーです。日本最高!