「レセプション」の意味とは?ビジネスにおける使い方や関連表現も

「レセプション」と聞くと、ホテルのフロントやイベント会場の受付が頭に浮かぶ人も多いと思います。「レセプション」は日頃からよく使うカタカナ語ですが、「パーティー」とは意味の上でどのように異なるのでしょうか?

ここでは「レセプション」の業界別の意味や関連熟語を含めて、わかりやすく紹介します。

「レセプション」の意味とは?

「レセプション」の意味1「受け取ること・受け入れること」

「レセプション」とは「物品を受け取ったり、人を受け入れること」を意味します。もともと「レセプション」は英語の「reception」が語源になっていて、「受け取る」という意味の単語「receive」を名詞形にしたものです。カタカナ語としての「レセプション」を「受け取ること・受け入れること」という意味で実際的に使うことはあまりありません。

しかし、ビジネスシーンでは人事採用など「レセプションが上手くいく(人の受け入れがスムーズなこと)」、また物流や取引のシーンでは「商品はレセプション済み(商品の受け取り完了)」などど表現する場合もあります。

「レセプション」の意味2「電波の受信状態」

「レセプション」は「電波の受信状態」を意味します。テレビやラジオ、携帯電話などの電波に対して「レセプションが悪い」「レセプションがよい」などと言ったりします。

「レセプション」は広く「受け取る」という意味がありますが、この場合は「電波を受信する際の様子」に対して使われます。インターネットやIT関連の業務フィールドでは、カタカナ語を好んで使う傾向があるため、覚えておくと便利でしょう。

「レセプション」の使い方とは?

「レセプション業務」とはホテルやイベント会場での受付

ホテルやイベント会場における「レセプション(reception)」は「受付」を意味します。

たとえばホテルの場合、予約の確認やチェックイン・チェックアウト、顧客への案内や情報提供を業務とするセクションのことです。つまり、一般的に「フロント」と呼ばれる部門を「レセプション」と呼んでいます。

イベント会場の場合は、チケット発券や各種インフォメーションなど、来客を受け入れる窓口として機能する場所が「レセプション」です。また、企業や組織の顔として入り口付近に構える受付も「レセプション」と呼ばれます。

また、場合によっては会社の待合室や大広間などを「レセプション」と呼ぶこともあります。これは「レセプションルーム」を省略したものです。

「正式な歓迎会や祝賀会」を表すことも

「レセプション」は「正式な歓迎会や祝賀会」などのように、イベントそのものを表す時にも使われます。たとえば、企業における社長就任式や新人歓迎会、また結婚式の披露宴に対して「レセプション」という表現を使います。

つまり、「レセプション」は「場所」や「部門」に限らず、正式なセレモニーを表現する言葉でもあります。

「レセプション」と「パーティー」の違いとは?

「レセプション」は正式なパーティーのこと

「レセプション」と「パーティー」には大きな違いがないようにも見えますが、実際は言葉の概念において異なる点があります。

「レセプション」とは、企業や組織の歓迎会や祝賀会、また結婚披露宴や映画の試写会などに使われる、言ってみれば「正式なパーティー」や「公式な盛会」を表します。

一方「パーティー」は、会社の宴会や飲み会または友人や家族などを主に招く誕生会など、「社交的でカジュアルな会合」に対して使われます。

もちろん、環境や個人の考え方によって解釈は異なりますが、おおむね正式もしくは公式なパーティーは「レセプション」、またカジュアルで個人的な催しを「パーティー」と呼ぶ傾向があります。

「パーティー」は「お祭り騒ぎ」を表すことも

「レセプション」と「パーティー」を区別して使う理由は、「パーティー」に「お祭り騒ぎ」という意味がある点です。「パーティー」には、「楽しく盛り上がる」また「どんちゃん騒ぎをする」という意味がありますが、「レセプション」にはこのような気楽なニュアンスは含まれません。

前述でも説明しましたが「レセプション」が持つニュアンスは「正式・公式なパーティー」です。つまり、どちらかと言えば静粛で形式にのっとって進行するものを指しています。

「レセプション」と「パーティー」を規模の大きさや人数で区別する場合もありますが、開催の趣旨や招待客、進行の流れなどに大きな違いがあると言えます。

例文
  • 起業を祝うためのレセプションを開いた。(取引先や役員を招いた公式なパーティー)
  • 起業を祝うためのパーティーを開いた。(ワイワイと盛り上がるカジュアルパーティー)

「レセプション」を使った表現とは?

「レセプションウェディング」とは披露宴のこと

「レセプションウェディング(reception wedding)」とは、いわゆる「結婚披露宴」のことです。「レセプションウェディング」は、結婚式への招待客を歓迎する催しであり、また二人の門出を喜ぶ「祝賀会」のような役割があります。

「ウェディングレセプション」の内容は主催者の以降によって異なりますが、二人のなれそめや友人・家族からの祝辞、もてなしの料理などがふるまわれたりします。

また、場合によっては「ウェディングレセプション」を「レセプションバンケット(reception banquet)」と呼ぶこともあります。

「レセプションルーム」は訪問客をもてなす一室

「レセプションルーム(reception room)」とは、家やホテルなどに設けた「来訪者を楽しませる一室」を意味します。

「レセプションルーム」にはカラオケや洒落たバーカウンターがあったり、クラシック音楽が流れる瞑想空間であったりと主催者やオーナーによって特色はさまざまでしょう。共通しているのは「来訪者をもてなす場所」というコンセプトです。

その他、規模の大きさによって「レセプションホール(reception hall)」また「レセプション会場」と言ったりします。

「歓迎レセプション」とは公式の歓迎パーティーを表す

「歓迎レセプション」とは、言葉通り「誰かを歓迎するために開かれる公式パーティー」のことです。

「歓迎レセプション」という表現を日常生活で使うことはあまりありませんが、外国の首相や主要人を迎え入れる際や、企業が遠方から誰かを招待する際に好んで使われます。

「レセプションパーティー」は創立記念や新作発表会など

「レセプションパーティー」とは、企業の創立記念日や新作発表会などで特定の人を招いて行われる特別なパーティーを意味します。「レセプションパーティー」では招待状やチケットベースで開催されることが多く、ある一定の人たちだけで行われる豪華な盛会を表します。

「レセプションパーティー」は、ホテルや高級レストランなどで行われることがほとんどで、ドレスコードを設けて客を迎え入れることもあります。

まとめ

「レセプション」とは英語の「receive」を名詞形にしたもので、意味は「ホテルやイベント会場などの受付」「ホテルのフロント」「受け入れたり、受け取ること」また「電波の着信状況」などになります。

また「レセプション」に似た言葉に「パーティー」がありますが、「レセプション」が「正式・公式なパーティー」であるのに対し「パーティー」は「カジュアルで個人的なもの」です。

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snowymt11
都内私立大卒(経済学部)、旅行会社、中堅商社を経て、豪州に移住。母親に小さい頃から「ことわざ」「言い伝え」「四字熟語」を毎日聞かされていた経緯あり。読んでいて疲れない記事書きがモットーです。日本最高!