「コンセントレーション」の意味は?使い方の例文や類語・対義語も

「コンセントレーションが必要だ」「足りないのはコンセントレーションだ」というように「コンセントレーション」という言葉を使うことがあります。一般的には「集中する」という意味で使われますが、ビジネスではどのように使えばよいのでしょうか?

ここでは「コンセントレーション」の意味や類語などを含めて紹介します。

「コンセントレーション」の意味と語源とは?

「コンセントレーション」の意味1「集中する」

「コンセントレーション」とは「集中する」という意味があります。精神や注意などを集中させたり、仕事や趣味などの物事に専念することを表します。つまり、傾注して事に当たる時や一つのことに専念する時に使われる言葉です。そのため、職場や学びの場で好んで用いられます。

「コンセントレーション」の意味2「集結する」

「コンセントレーション」には「集結する」という意味もあります。多くのものが、ある部分に集結する様子を表すため、たとえば都市部にビルや企業が集中する様子を「都市部のコンセントレーション化」ということができます。

また「コンセントレーション」を企業が集結することを表す「企業結合」という意味で用いることもあります。「企業結合」とは、複数の企業が経営不振の回復や市場拡大を狙って、結合することを意味します。

「コンセントレーション」の語源は英語「concentration」

「コンセントレーション」は英語の「concentration」を語源とするカタカナ語です。英語の場合も「精神や注意を集中させる」「多くのものが集まる」という意味で使われるため、ほぼ日本語での使い方と同じになります。

また、英語ではトランプゲームの神経衰弱のことを「コンセントレーション」と呼んだり、料理でスープを汁を煮詰めることを「コンセントレーション」と言ったりします。

化学に関して使う場合は、「溶液の濃度」や「研磨剤の砥粒の割合」のことも「コンセントレーション」です。

「コンセントレーション」の使い方と例文

ビジネスシーンで求められる要素の一つ

「コンセントレーション」は、ビジネスシーンで求められる要素の一つでもあります。たとえば、職場では集中力がなければ仕事をスムーズに片づけることはできません。また、会議やミーティングの場面でも意識を集中させなければ、問題解決や課題への取り組みは難しくなります。

そのような場面で求められるのが「コンセントレーション」です。ビジネスシーンでは「コンセントレーションを高め、強めていくこと」で、スピード感ある仕事ぶりが発揮できると言えます。つまり、業種や職種を問わずあらゆる仕事環境において、欠かせない要素が「コンセントレーション」なのです。

「コンセントレーション化」とは集中化のこと

「コンセントレーション」を使った表現に「コンセントレーション化」があります。「集中する」や「集結する」という意味の「コンセントレーション」に「そのように変わる」という意味の「化」をつけた言い回しで、主に「集中化」というニュアンスで使われます。

たとえば、「都市部で貧困が集中している」という文章の場合、「都市部における貧困層のコンセントレーション化」と言い換えることが可能です。

「コンセントレーション」を使った例文

  • 舞台の本番に向けて、コンセントレーションを高めていくつもりだ。
  • コンセントレーションが低いと必ずどこかで失敗する。
  • 大都市圏でも、子供の貧困がコンセントレーション化している。

「コンセントレーション」を使った熟語表現

「コンセントレーション・ブース」

「コンセントレーション・ブース」とは、仕事や作業などの効率を高めるために設置された個人的空間のことです。他とのコミュニケーションを絶ち、集中力をアップさせることが目的で、主にパーテーションなどで区切られた、机とデスクのみの小スペースを指します。

「コンセントレーション・エリア」

「コンセントレーション・エリア」とは「集中地域」のことを表します。たとえば、野生動物が多く生息している地域や過疎などが進む地域など、何かの要因が集中しているエリアのことを「コンセントレーション・エリア」と呼んでいます。

「コンセントレーション・アナリセス」

「コンセントレーション・アナリセス(concentration analyses)」とは化学用語の一つで、「濃度分析」という意味です。モル濃度やパーセント濃度などに対して細かく分析することを指しますが、主に大学や研究所などで使われる専門用語となります。

「コンセントレーション」の類語とは?

「アテンション」とは「注意」や「注目」

「アテンション」は英語の「attention」を語源とするカタカナ語で、「注意」や「注目」といった意味があります。航空機内などのアナウンスで「Attention please」というフレーズがよく流れますが、これは「注目してください」「意識をこちらに傾けてください」という意味です。

「コンセントレーション」には「注意や意識を集中させる」という意味があるため、類語として言い換えに使える言葉だと言えます。

「一心不乱」とは「心を乱さず集中すること」

「一心不乱(いっしんふらん)」とは、心を乱すことなく一つのことに集中するという意味です。他の物事に気を取られたり注意をそらすことなく、神経を一点に集中させ努力をすることを表しています。

「一心不乱」が意味する「よそ見をせず、別のことに心を奪われない」という様子は、まさに「コンセントレーション」とよく似ています。

「傾注」とは「強く一つのことだけに集中すること」

「傾注(けいちゅう)」とは「強く一つのことだけに意識を傾け集中する」という意味があります。漢字が示すように、「傾注」とは「心を傾けること」が軸となる意味です。純粋に集中するのではなく、精神や力など全身全霊で一つの物事に集中することを表します。

「コンセントレーション」の対義語とは?

「ディセントレーション」とは「分散すること」

「ディセントレーション」は英語の「decentration」のカタカナ語で「分散する」という意味があります。「コンセントレーション」の意味「集中する」の対義語が「分散する」であるため、対義語として使えるカタカナ語です。

「気が散る」は「他に心を奪われて落ち着かないこと」

「気が散る」とは、他の物事に心を奪われ落ち着かないという意味です。不安や心配などが原因となり心が安定しないこと、物事に集中することができない様子を表します。

「傾揺解弛」は「気持ちが落ち着かないこと」

「傾揺解弛(けいしょうかいし)」とは、気持ちが落ち着かず不安定なことを意味します。仕事や依頼されたことなど、やるべきことに集中することができず物事がおろそかになること、適当になってしまうことを表します。心が安定せず物事に集中できない様子を指す四字熟語で、対義的な表現といえます。

まとめ

「コンセントレーション」は英語の「concentration」を語源に持つカタカナ語です。「集中する」「集結する」などの意味で、専門分野では「液体の濃度」や「研磨の砥粒の割合」などの意味があります。「コンセントレーション」が高いと仕事がはかどり、効率よく処理することができます。ビジネスシーンではコンセントレーションを高く設定して、取り掛かるように心がけましょう。

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snowymt11
都内私立大卒(経済学部)、旅行会社、中堅商社を経て、豪州に移住。母親に小さい頃から「ことわざ」「言い伝え」「四字熟語」を毎日聞かされていた経緯あり。読んでいて疲れない記事書きがモットーです。日本最高!