「スタンス」の意味や類語とは?ビジネスシーンでの使い方と例文も

「スタンス」とは、「姿勢」や「構え」または「立場」など幅広い意味で使われるカタカナ語です。たとえば「ビジネススタンス」や「投資スタンス」というように使われますが、意味を正しく理解できているでしょうか?

ここでは「スタンス」の意味と分野別での使い方、また言い換えに使える類語について解説します。

「スタンス」の意味と語源とは?

「スタンス」の意味1「心構え」「立場」

「スタンス」の一つ目の意味は、物事に対する「心構え」や「態度」またはある状況においての「立場」です。

たとえば、仕事における心構えとして「より早くより正確に、が私のスタンスです」と言ったり、部長としてのポジションを強調したい場合は「部長としてのスタンスを変えない」と表現することができます。

「スタンス」の意味2「姿勢」「構え」

「スタンス」には「姿勢」や「構え」という意味もあります。人や動物が立つという意味の「姿勢」や「構え」をはじめ、何かをする際の視覚的な「姿」や「格好」を表す際も「スタンス」という言葉を使います。

たとえば、「歩くスタンス」や「オープンスタンスが基本」などのように表現します。

「スタンス」の意味3「見解」「視点」

もう一つ、「スタンス」には物事に対する「見解」や「視点」などの意味があります。たとえば、ビジネス戦略に対する考え方や研究に対する見解に対して「スタンス」という言葉を使うことがあります。

自分なりの「スタンス」を確立しておくことで、周囲に対して意見や主張をよりクリアに述べることができるでしょう。

「スタンス」の語源は英語「stance」

「スタンス」とは英語の「stance」を語源に持つカタカナ語で、英語で「立つ」という意味の「stand」の関連語です。

「スタンド(stand)」は「足で立つ」といった視覚的な「動き」をメインに示す言葉となりますが、「スタンス(stance)」は「心構え」や「見解」といった「作法」を表す言葉として多く使われています。

「スタンス」のビジネスでの使い方と例文

ビジネスでの意味は「見解」「解釈」「姿勢」

「スタンス」はビジネスで頻繁に使われる用語の一つです。ビジネスでは物事の見方や解釈、または姿勢という意味で使われ、「○○のスタンスで臨む」「スタンスを崩さない」「スタンスを貫く」というように使われます。

「スタンス」はプロジェクトや会議などの取り組みにおいて、自分の「姿勢」や「態度」また「心持ち」を表す時に活用できる言葉です。「スタンス」を使えば、これから臨む事柄についての熱意や意志を表現することができます。相手に自分の姿勢を印象づける言葉として使うこともあります。

「スタンス」で立場や関係性を主張することも

「スタンス」は自分の役職や立場、また相手との関係性を明確にしたい場合にも使われます。たとえば、クライアントとの商談で有利に働くよう交渉をしたり、会議で自分の意見を貫くことを示すシーンなどで「スタンス」を使うことがあります。

話し合いやミーティングの場面で「自分のスタンスを守る」「スタンスを理解してもらう」などというように、ビジネスシーンでも幅広く活用することができます。

「投資スタンス」とは「個人のトレードスタイル」

「投資スタンス」とは、投資を行う時に必要な心構えの一つです。たとえば、自分がどのような性格でどのような環境下にいるのか、またどのような方針で臨むのかなどというトレードスタイルを意味します。

その他、「投資スタンス」には長期・短期の向き不向きや、年齢や性格、目標とする投資期間など、投資で成功するための自己流トレードスタイルがあります。これらを総称して「投資スタンス」と呼んでいます。

「スタンス」を使ったビジネス例文

  • 仕事のスタンスは変えず、プライベートも充実させることを目指す。
  • 新入社員のトレーニングスタンスは、マナーを基本とした挨拶から始まる。
  • 私の投資スタンスは長期で、10年後には資産を2倍に増やしたいと考えている。

「スタンス」その他の分野における意味

野球やスノボでは「両足の位置や構え方」

「スタンス」は、野球やゴルフなどの分野では「球を打つ際の両足のポジションや構え方」を意味します。たとえば、野球ではバットを構える時の両足の幅や位置、角度などです。

また、スノーボードではボードに置く足の幅を意味し「スタンス幅」や「スタンス角度」という専門用語も存在します。ゴルフにおいては、クラブを構える時の身体の向きや角度などが「スタンス」と呼ばれるものです。

登山やクライミング用語では「足がかり」

「スタンス」は登山やクライミング用語で「足がかり」や「手がかり」を意味します。特にクライミングのシーンで、手をかけたり足の置き場として使える山肌の凸凹部分を「スタンス」と呼んでいます。

車に関しては「車高を下げる」という意味も

車に関連した「スタンス」という言葉は、純正から改造し車高を下げることを指します。「スタンス」はタイヤのアングルやホイールを変え、車を魅力的に見せるためのドレスアップの一つです。また、車高を下げた車を「スタンス系」と俗的に総称することもあります。

「スタンス」の類語や言い換えとは?

「ポイントオブビュー」とは観点や立脚点のこと

「ポイントオブビュー(point of view)」とは「観点」や「立脚点(りっきゃくてん)」という意味です。物事に対して、よりどころとする地点や考え行動を起こす際の立場を表します。

「ポイントオブビュー」はプレゼンや資料、報告書などで好んで使われます。たとえば「この戦略のポイントオブビューは、競合と組んで市場を盛り上げることにある」のような使い方です。意見の出所や理由などを明確に伝えたい場面に適しています。

「スタンドポイント」とは考える際の立ち位置

「スタンドポイント(standpoint)」とは、物事を考察したり観察する時の「観点」という意味で、判断や決断の根拠となる立ち位置のことです。たとえば、「貧困救済のスタンドポイントに立って慈善活動を行う」のように使います。

「アングル」とは角度や視点のこと

「アングル(angle)」とは物事をとらえる角度や視点を意味します。物事や状況などを解釈する観点や、考え方や見解などに対して使われるカタカナ語です。

使い方の例としては「君のイベント企画はとてもアングルが良い」のようになります。カメラのアングルが定まっていると良い写真が取れるように、思考やモノの見方に対してもアングルが良いと切れのある有意義な意見が飛び出してくることがあります。

「アウトルック」とは見通しや展望

「アウトルック(outlook)」とは、物事の見通しや展望という意味があります。もともとは景色に関して「見晴らし」や「眺望」を表す言葉です。

現状を常に把握しなければないビジネスや経済において「今月のリテール市場は荒れているが、来月に予想されるアウトルックは明るい」のように、「先行きの見通しや展望」という意味で使われます。

まとめ

「スタンス」の英語表記は「stance」で、「姿勢」や「心構え」または「見解」などの意味で使われます。ビジネスシーンではよく使う言葉でもあり、仕事に対する心構えや物事への見解や視点を表す時に用いられます。また、ロッククライミングや野球などのスポーツのほか、自動車に関する用語として使われるカタカナ語です。

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snowymt11
都内私立大卒(経済学部)、旅行会社、中堅商社を経て、豪州に移住。母親に小さい頃から「ことわざ」「言い伝え」「四字熟語」を毎日聞かされていた経緯あり。読んでいて疲れない記事書きがモットーです。日本最高!